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M40について
説明
M40(ウィネッケ4またはWNC 4とも呼ばれる)は深宇宙天体ではまったくなく、おおぐま座にある単なる二重星で、物理的に無関係な2つの恒星が約49秒角離れて見えているものです。明るい方は9.0等級のオレンジ色の巨星で、暗い方の伴星は9.3等級で輝いています。現代の測定により、2つの恒星がまったく異なる距離(約510光年と1,100光年)にあることが示され、重力的に結合したペアではなく見かけ上の二重星であることが確認されています。M40はメシエカタログで最も不可解な項目として広く知られており、この位置には星雲も星団も銀河も存在しません。
観測のコツ
おおぐま座70番星の約1.5度北東、メグレズ(おおぐま座δ星)とドゥーベ(おおぐま座α星)の間に位置しています。双眼鏡では淡い星のペアとして見えます。小型望遠鏡の50〜100倍で容易にペアが分離でき、ほぼ同じ明るさの2つの星が見えます。それ以外に見るものはありません — 星雲もなく、星団もありません。主にメシエマラソンの完走を目指す観測者が珍品として観測します。北半球の観測者には年中見えますが、2月から6月が最適です。
歴史
M40の起源は、1660年のヨハネス・ヘヴェリウスの報告に遡ります。彼は「おおぐま座の背の上に星雲がある」と主張しました。シャルル・メシエは1764年にこの星雲を探しましたが、二重星しか見つけられず、星雲が見当たらないと記しながらもM40としてカタログに収めました。この二重星は1863年にフリードリヒ・アウグスト・テオドール・ウィネッケによってウィネッケ4として独立にカタログ化されました。現代の天文学者はヘヴェリウスが星雲について誤っていたと結論付けています。
豆知識
M40はメシエカタログで唯一、物理的に無関係な恒星のペアに過ぎない項目です。「メシエの間違い」と呼ばれてきましたが、メシエ自身も星雲がないことを記録しています。メシエマラソンの観測者の中にはM40を面白いと感じる人もいます — 正しい星のペアを見ているか確認する方が、実際に観測するよりも時間がかかるからです。最も印象に欠けるメシエ天体であるにもかかわらず、すべてのメシエチェックリストに載っています。
コミュニティ写真 (1)
Credit: NOIRLab/NSF/AURA. License: CC BY 4.0. (Wikimedia Commons)
Skybred Feb 28, 2026