M92
NGC 6341
物性
位置と識別子
可視性
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接眼レンズ視野
M92 · 14.4′ diameter · N up, E left
最適倍率
分類デコーダー
サーベイ画像
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M92について
説明
M92は、ヘルクレス座に位置する明るい球状星団で、地球から約26,700光年の距離にあります。推定年齢約142億年と、最も古い球状星団の一つであり、宇宙自体の年齢にほぼ匹敵します。星団は直径約109光年の球体に約330,000個の恒星が密集しており、極めて高密度の核を持っています。M92は本来素晴らしい天体ですが、同じ星座内でわずか9度南西に位置するより有名な隣人M13に常に影を落とされています。6.4等級のM92は、非常に暗い場所からの肉眼視認性のちょうど閾値に位置しています。
観測のコツ
ヘルクレス座のキーストーンアステリズムから約6度北、おおよそパイ星とエータ星の間に位置しています。M13の陰に隠れているにもかかわらず、M92はそれ自体で素晴らしい観測対象です。口径100mmの望遠鏡で100倍にすると、明るく集中した核と、個々の恒星に分解され始める粒状の外側ハローが見えます。口径200mmの望遠鏡で150〜200倍にすると、星団全体にわたって恒星が分解され、密集した核から放射状に広がる恒星の鎖やアークが見えます。M92はM13よりもコンパクトで集中した外観を持ち、明らかに明るい核を特徴とします。同じ観測セッションで両方の星団を比較する価値があります。5月から9月が観測の最適期です。
歴史
1777年12月27日にヨハン・エレルト・ボーデによって発見され、6年後の1781年3月18日にメシエが独立して発見しカタログに加えました。ウィリアム・ハーシェルが1783年に初めてその恒星を分解しました。M92は年齢が正確に決定された最も古い天体の一つであり、その古代の恒星集団は初期宇宙と恒星進化のモデルを制約するために広く研究されてきました。地球の北天の極の歳差運動の経路上にあり、西暦約16,000年頃に「北極星星団」となります。
豆知識
約142億歳のM92は、宇宙がまだ6億年に満たなかった頃に形成されました。銀河形成の最も初期の時代からの化石です。地球の軸の歳差運動により、西暦約16,000年頃に北天の極がM92の近くを通過し、空の北極近くの輝く周極天体となります。もしM92がM13の隣以外のどこかに位置していたら、北天で最も見事な球状星団の一つとして認められていたでしょう。