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Angelo Secchi
1818 – 1878
イタリア
19世紀
恒星のスペクトル分類の先駆者;天体物理学の父の一人
伝記
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アンジェロ・セッキは1818年にイタリアのレッジョ・エミリアに生まれたイエズス会の司祭・天文学者で、恒星のスペクトル分類の先駆者として天体物理学の基礎を築いた。ローマのグレゴリアン大学天文台長として、4,000個以上の恒星のスペクトルを観測・分類し、恒星を5つのスペクトル型に分類する体系を考案した。この分類法は後にハーバード分類(OBAFGKM)の基礎となった。セッキは恒星のスペクトルの違いが恒星の物理的性質(温度、組成)の違いを反映していることを認識した最初の天文学者の一人であり、この洞察は天体物理学という新しい分野の誕生につながった。また太陽の彩層やプロミネンスの詳細な観測を行い、太陽黒点のスペクトル分析を実施した。火星の表面の「溝」(canali)を最初に記述した天文学者の一人でもあり、これは後にスキアパレリの有名な火星の運河観測につながった。気象学にも貢献し、イタリアの気象観測網の設立に尽力した。
主な発見
4,000個以上の恒星を観測し、5つのスペクトル型に分類する体系を考案。
ハーバードスペクトル分類体系の基礎を築いた。
太陽の彩層とプロミネンスの詳細なスペクトル観測。
火星の表面の「溝」を最初に記述した天文学者の一人。
天体物理学——恒星の物理的性質の研究——の創始者の一人。