Statue at tomb in Nanyang, via Wikimedia Commons
Zhang Heng
78 – 139
中国
古代
天球儀の製作;約2,500個の星をカタログ化;地動儀の発明
伝記
Replica of Eastern Han seismograph, via Wikimedia Commons
張衡は後漢時代(78年〜139年)の中国の博学者で、天文学、数学、地震学、機械工学、文学など多方面に業績を残した。南陽に生まれ、若くして文学の才能を発揮した後、科学的探究に転じた。宮廷の天文官(太史令)として、水力で駆動する世界初の渾天儀(天球儀)を製作した。これは天体の運行を自動的に再現する精巧な装置であった。張衡は独自の星表を編纂し、肉眼で観測できる約2,500個の星を記録した——西洋のヒッパルコスの星表に匹敵する業績である。また132年には世界初の地震検知装置「候風地動儀」を発明した。青銅製の壺の周囲に8匹の龍を配し、地震の方角を示す仕組みであった。天文学において彼は渾天説(天は卵の殻のように球形で、地はその中の黄身のようである)を支持・発展させ、月食の原因が地球の影であることを正しく説明した。また円周率の近似値として√10(約3.162)を提唱した。
主な発見
水力駆動の渾天儀(天球儀)を製作——世界初の自動天体観測装置。
約2,500個の恒星をカタログ化した星表を編纂。
世界初の地震検知装置「候風地動儀」を発明(132年)。
月食が地球の影によって起こることを正しく説明。
渾天説を発展させ、天体の球形モデルを精緻化。