Deneb
HIP 102098; Alpha Cyg; 50 Cyg
天体データ
- カタログ符号
- HIP 102098; Alpha Cyg; 50 Cyg
- タイプ
- DoubleStar
- 星座
- Cyg
- 等級
- 1.25
- 赤経
- 20h 41m 25.9s
- 赤緯
- +45° 16' 49.0"
- 距離
- 1,380 光年
- HR
- 7924
- HIP
- 102098
- Bayer
- Alpha
サーベイ画像
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Denebについて
説明
デネブは、スペクトル型A2Iaの青白色超巨星で、等級1.25ではくちょう座で最も明るい恒星です。その距離はやや不確定ですが、約1,500〜2,600光年と推定されており、1等星の中では圧倒的に最も遠い恒星です。デネブは驚異的な光度を持ち、太陽の約200,000倍で、太陽の約19倍の質量と200倍以上の直径を持っています。肉眼で見える恒星の中で最も本質的に明るい恒星の一つです。
観測のコツ
デネブははくちょう座の尾と北十字のアステリズムの頂点を示しています。ベガとアルタイルとともに夏の大三角の最も暗い頂点を形成しています。夏の大三角の2つの仲間より暗く見えますが、デネブははるかに光度が高く、その差は距離の違いによるものです。デネブ周辺の天の川の豊かな星野は双眼鏡で壮観で、北アメリカ星雲(NGC 7000)はわずか3度東にあります。6月から12月が観測の好機です。
歴史
デネブという名前はアラビア語の「ダナブ・アッ・ダジャージャ」に由来し、「雌鶏の尾」を意味します。同じアラビア語の語根から「尾」を意味する名前を持つ明るい恒星が複数あります(デネブ・カイトス、デネボラなど)。デネブは文化を超えて航法に使われてきた恒星であり、多くの文明の神話で鳥や十字架と関連づけられてきた著名な天体です。
豆知識
もしデネブがシリウスと同じ距離(8.6光年)に置かれたら、約-8.4等級で輝き、金星をはるかに凌ぎ、夜にはくっきりとした影を落とすほどの明るさになるでしょう。デネブは恒星風を通じてかなりの速度で質量を失っており、年間約太陽質量の10万分の1を放出しています。今後数百万年以内に超新星になると予想されています。