Phaethon
3200 Phaethon, 1983 TB
物性
位置と識別子
物理的性質
軌道要素
観測のコツ
発見
現在の暦
可視性
設定で観測地を設定 すると可視性データが表示されます。
Phaethonについて
説明
ファエトン(3200 Phaethon)は直径約5.8kmの珍しい地球近傍小惑星で、公転周期はわずか1.43年です。毎年最も活発で信頼性の高い流星群の一つ、ふたご座流星群の母天体です。ファエトンの軌道は他のどの名前のついた小惑星よりも太陽に近づき、近日点はわずか0.14天文単位で水星軌道の遥か内側にあり、表面温度は750°Cを超えます。B型小惑星で暗い炭素質の表面を持ちます。
観測のコツ
通常14〜18等級と暗く、大型のアマチュア望遠鏡が必要です。地球接近時には10〜11等級まで明るくなることがあります。ファエトンの遺産を観測する最良の方法は、毎年12月13〜14日頃にピークを迎えるふたご座流星群を見ることです。理想的な条件下では1時間に120〜150個の流星が見られます。
歴史
ファエトンは1983年10月11日、サイモン・グリーンとジョン・デイヴィスが赤外線天文衛星IRASのデータから発見しました。宇宙機によって発見された最初の小惑星です。フレッド・ウィップルがすぐにふたご座流星群との軌道の類似性を特定しました。太陽神ヘリオスの息子ファエトンにちなんで命名されました。JAXAのDESTINY+ミッションが2020年代後半にフライバイを予定しています。
豆知識
ファエトンは小惑星と彗星の伝統的な区別に疑問を投げかけます。見た目は小惑星ですが、彗星のように流星群を生み出します。科学者たちは太陽付近で淡い塵の尾を観測しており、これは氷の蒸発ではなく極度の熱による岩石の割れ目から生じるものと考えられています。ふたご座流星群の流星は氷ではなく岩石質であり、より明るく色鮮やかな流れ星を生み出します。