M70について
説明
M70(NGC 6681)は、いて座にある球状星団で、地球から約29,300光年、銀河中心から約5,000光年の距離にあります。7.9等級で、約8分角に広がり、実際の直径は約68光年に相当します。シャプレー・ソーヤー集中度分類でクラスVに分類されます。この星団はコア崩壊を経験しています — 核が自身の重力で収縮し、中心の恒星が極めて密に詰め込まれる重力プロセスです。既知の球状星団の約20%のみがコア崩壊を経験しており、M70はその限られたグループのメンバーです。金属量は[Fe/H] = -1.51で中程度に金属に乏しく、隣のM69と距離や銀河中心付近の位置など多くの物理的特性を共有しています。
観測のコツ
いて座のカウス・アウストラリス(いて座ε星)とアスケラ(いて座ζ星)のほぼ中間、M69から東に約2度の位置にあります。両星団は同じ観測セッションで観察できます。双眼鏡ではM70は淡い、ごく小さな丸い霞として見え、M69よりやや暗いです。100mmの望遠鏡で100倍にすると、小さくコンパクトで未分解の光芒が見えます。200mmの望遠鏡で150-200倍では外側の領域に粒状の質感が見えますが、コア崩壊した中心は密集したままです。7月から9月の安定した空の下での観測が最適です。
歴史
1780年8月31日にシャルル・メシエによって、M69と同じ夜に発見されました。1995年、20世紀で最も明るい彗星の一つであるヘール・ボップ彗星が、M70の近くでアラン・ヘールとトーマス・ボップによって独立に発見されたことで、この星団は一瞬の注目を集めました。
豆知識
ヘール・ボップ彗星は1995年7月23日に発見されました。二人のアマチュア天文家がM70の近くを観測中に独立して発見したのです — この控えめな球状星団は、現代史上最も偉大な彗星発見の一つの意図せぬランドマークとなりました。M70のコア崩壊状態は、その中心での恒星の遭遇や衝突が通常の球状星団よりもはるかに頻繁であることを意味しています。
観測
1物性
位置と識別子
2見つけやすさ
| 望遠鏡 | ボートル3 | ボートル4 | ボートル5 |
|---|---|---|---|
| 80 mm 屈折 80mm 屈折 | 容易 | 容易 | 容易 |
| 150 mm ニュートン 150mm ニュートン | 容易 | 容易 | 容易 |
| Celestron C8 (203 mm SCT) C8 203mm | 容易 | 容易 | 容易 |
ボートル3=田舎 · 4=郊外 · 5=住宅地
4
接眼レンズ視野
5
最適倍率
6金属量
[Fe/H] = -1.62 — これらの星は、太陽より鉄が約42倍少ないガスから形成されました。
7集中度クラス
Shapley-Sawyer クラス I — 極めて中心に集中した核。
探究
8
分類デコーダー
発見
9
光の旅タイムマシン
10
相対論的旅行
コミュニティ写真 (1)
Credit: ESA/Hubble & NASA. License: CC BY 4.0. (Wikimedia Commons)
Skybred Feb 28, 2026
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可視性スコアは150 mmニュートン・ボートル4を前提としています。